2023.03.22

醤油かすから醤油が生まれる?アップサイクルの取り組み

マルエイファームの大谷さんが肥料として醤油かすを撒くということなので新潟市北区にある小麦畑に行ってきました。


すでに小麦が育ち始め、これから収穫に向けてぐんぐん成長していくところです。 

今回は醤油かすを利用した食品のアップサイクルについてご紹介します。

畑は土壌の肥沃を回復するため何年かに1度種を撒かずに休ませることがあります。この畑も4年に1回休息させてます。

この間に醤油かすを撒いて畑に栄養を与えます。捨てられることもある醤油かすが小麦の栄養源となり、醤油の原材料としてまた醤油に生まれ変わります。土壌の改善に役立つだけでなく、廃棄物を減らし、持続可能な食物循環を生み出します。
今回もこのデリカマニアという機械で細かく砕きながらしょうゆ粕を撒いていきます。後日他の肥料も撒いてすき込みます。すき込むとは肥料を加えて耕すことで、雑草対策にもなります。

特に物価高の影響で肥料が高騰し、本来安価な鶏糞までも昨今の鶏インフルエンザの影響で2倍近くまで値上がりしているとのこと、代替手段として食品のアップサイクルを考えることがますます重要になってきています。食品廃棄物や副産物を再利用することで、廃棄物の量を減らし、高価な肥料を減らすことができます。

食品のアップサイクルは、より持続可能で環境に優しい未来を築くために小さいながらも重要なステップです。これからも他にもできることはないか考えていきます。